機能性表示食品サプリの届出に必要な期間と費用は?届出手順5ステップを徹底解説
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「自社サプリのパッケージに、科学的根拠に基づいた具体的な効果(機能性)を表示したい」
そう考えた際に選択肢となるのが「機能性表示食品」の届出です。
しかし、いざ手続きを進めようとすると、どれくらいの期間や費用がかかるのか、どのようなステップが必要なのか、全貌が見えにくいものです。
本記事では、機能性表示食品の届出における「期間」「費用」の相場から、届出完了までの具体的な5つのステップを、客観的な事実に基づいて分かりやすく解説します。
1. 機能性表示食品の届出にかかる「期間」と「費用」
機能性表示食品としてパッケージに表示を行うためには、消費者庁への事前届出が必要です。届出に必要なアプローチには、大きく分けて「既存のシステマティック・レビュー(SR)を活用する方法」と、「自社で新規に臨床試験(ヒト試験)を行う方法」の2種類があります。
| 項目 | 既存のシステマティック・レビュー(SR)を活用する場合 | 自社で新規に臨床試験を行う場合 |
| 準備〜届出完了までの期間 | 約3ヶ月 〜 | 約2年〜3年 |
| かかる費用の目安 | (※)数十万円 〜 | 数千万円〜 |
| このような場合におすすめ | 予算と時間を抑えてスピーディに発売したい | 自社独自の機能性を表示したい |
※消費者庁への届出自体に手数料はかかりません。 上記の費用は、届出に必要な「機能性関与成分の分析費用」や「システマティック・レビュー(SR)の調達・作成費」「届出書類作成・代行費用」など、届出準備に発生する実費の目安です。
実務上、多くのサプリメントブランドや新規参入企業は、コストと開発期間を大幅に抑えられる「システマティック・レビュー(SR)を活用した届出」を選択しています。これは、すでに世の中に報告されている論文データを根拠として国に届け出る方法です。
消費者庁への届出自体は無料ですが、成分の含有量を証明する「分析機関での成分分析費用」や「SRデータの調達費」などの準備費用が発生するため、SR活用の場合でも数十万円〜の予算を見ておく必要があります。

2. 届出完了までの具体的な5ステップ
システマティック・レビュー(SR)を活用して機能性表示食品の届出を完了するまでには、大きく分けて以下の5つのステップを進める必要があります。
【ステップ1】成分と表示したい「機能性」の選定
まずは、どの成分(機能性関与成分)を用いて、どのような効果を表示するかを決定します。
- 例:「ルテイン(機能性関与成分)」を用いて、「目のピント調節機能をサポートする(表示したい効果)」など。
※世の中にすでに届出実績のある成分を選ぶと、手続きが比較的スムーズに進みます。
【ステップ2】システマティック・レビュー(SR)の調達と処方設計
選定した成分の効果を証明するためのシステマティック・レビュー(SR)を、原料メーカー等から調達します。
同時に、そのSRで効果が認められている「1日あたりの摂取目安量」を満たすように、成分配合(レシピ)を設計します。
【ステップ3】届出書類とパッケージデザイン(表示見本)の作成
消費者庁に提出する膨大な届出書類と、届出時に添付が必要となるパッケージデザイン(表示見本)を作成します。主な内容は以下の通りです。
- 安全性の根拠: 食経験の有無や、過剰摂取時の安全性データ
- 生産・品質管理体制: 製造工場が適切な管理体制(GMP適合など)で製造していることを報告・機能性関与成分の分析データ
- 健康被害の報告体制: 万が一不調が起きた際の、行政機関への連絡ルートの構築
- 機能性の根拠: ステップ2で用意したシステマティック・レビュー(SR)、作用機序
- パッケージ表示(表示見本): 薬機法や食品表示法(義務表示・注意書き等)をクリアしたデザインデータの作成
【ステップ4】消費者庁の「届出システム」への申請と修正
作成した書類とパッケージデザイン(表示見本)を、消費者庁の「機能性表示食品届出システム」からオンラインで申請します。
近年、消費者庁が届出書類に求める質は高くなっており、届出後に「差し戻し(書類の不備や表現・デザイン上の修正指示)」が数回入るのが一般的です。その指示に従って速やかに届出書類の修正・再提出を行います。
【ステップ5】受理(公表)・届出番号の反映と本製造
消費者庁で資料の確認が完了して届出が受理されると、「届出番号」が発行され、データベース上に情報が公開(公表)されます。 ステップ3〜4で作成したパッケージデザインにこの届出番号を正式に反映(挿入)し、工場でのパッケージ印刷およびサプリメントの本製造を進めて販売開始となります。

3. 届出を行う上での主な注意点
機能性表示食品の届出を進めるにあたっては、以下のリスクや注意点をあらかじめ考慮しておく必要があります。
- スケジュールのバッファ(ゆとり)を確保する:
消費者庁に届出をしてから受理までの期間は予測が難しく、当初予定していた発売日に間に合わないケースがあります。余裕をもったスケジュール設計が必要です。
- 広告の表示ルール(薬機法など)の遵守:
届け出た内容以外の機能(健康の維持・増進を逸脱した表現など)を広告に記載すると、事後の監査で消費者庁から指導が入ることや、最悪の場合、自主回収を余儀なくされるリスクがあります。
4. 機能性表示食品の届出をスムーズに進めるために
機能性表示食品の届出は、手順自体は明確ですが、専門的なデータ分析や煩雑な書類作成、消費者庁からの細かい修正対応など、実務上の負担が非常に大きいのが現実です。
「本業のマーケティングに集中したい」「届出作業上でのトラブルや遅延を防ぎたい」という場合は、専門の「届出代行サービス」や、企画から処方開発・製造まで一括で対応できるODM会社へ相談することをお勧めします。
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